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その他の用途の忍具

忍者の任務は基本的にスパイそのものです。ただし、一人ですべてが出来るわけではありません。仲間とともに任務を遂行することだってあります。場合によっては道具を準備しないとどうしようもない任務だってあるのです。そういった場合にも、忍具は威力を発揮します。忍者はスパイであると同時に冒険野郎マクガイバーでもあるのです。

そのほかの忍者の道具を知る!

忍者は、どんな状況にも対応できるだけの準備をします。しかし、場合によってはその準備を失ってしまったり、長期間に渡る現地での準備を行わなければならなかったりすることもあるのです。そういった状況の時に役立つ道具も用意するのが忍者なのです。

忍者の万能ツール・苦無

忍具として手裏剣に並ぶ知名度を持っているのが「苦無(くない)」です。柄尻に輪が付いた両刃型のナイフのような苦無は、様々な用途に使用することが出来る優れた道具なのです。

武器としての苦無

フィクションにおける苦無は基本的に武器として扱われることが多いのですが、それは棒手裏剣の誤用であることがほとんどです。苦無には、日本刀に使うような精錬を繰り返して得られる純度の高い鉄が使われているので、手裏剣のように使い捨てにするにはもったいないのです。苦無を武器として使用する場合は柄尻の輪に縄を通し、振り回して使います。または逆手に構えて刺突武器として使います。

道具としての苦無

苦無の真価は道具としての用途にあります。純度の高い鉄で作られているので強度が高いため、スコップのように穴を掘るのにも持ってこいなのです。忍者が活躍したのは地面がコンクリートで固められていない時代なので、苦無一つで抜け穴を掘ることも可能だったのです。また、刃物として木を削ったり薄い鉄板を切ったりと言った用途にも使え、テントのペグのように縄を地面に固定することも、扉を止める楔にも使える優れたツールなのです。

建築も出来る!? その他の潜入用道具

忍者の任務は、潜入を伴う諜報活動ですが場合によっては厳重に閉ざされた蔵などに侵入しなければなりません。そんな時に役立つ道具ももちろん忍者は携行しているのです。

小型万能のこぎり「錣」

錣(しころ)は、苦無とほぼ同じ形状の道具です。苦無と違うところは、両刃がのこぎりになっており、木や竹や鉄を切り落とすのに効果を発揮するのです。堅く閉ざされた扉でも、錐で開けた穴から錣を使っていけば人が通り抜けできる穴を開けることが可能になるのです。

大工道具は忍者道具

忍者が潜入作業の際に使用する道具は、ほとんど大工道具と同じです。錣のほかには錐や鑿、ハサミにかすがいと言った小型で様々な用途に使用できる大工道具も忍具として携行されていたのです。かすがいは壁に打ち込んで足場にしたり扉に打ち込んで開かなくしたりと言った用途に使用できますし、鑿や錐は本来の用途の他にも棒手裏剣の代わりにも使えます。これらの道具の利点は、「どこでも手に入る」ことです。忍具のほとんどは、自分たちで作ることが多かった忍者にとって、手間を減らす意味では入手の容易な道具は重宝する道具でもあったのです。

その他の用途に使う道具

忍者の道具は、武器や潜入に使用するものだけではありません。状況によっては仲間と連絡を取る必要もあります。

忍者暗号・五色米

一般に「五色米」というと古代米を指しますが、忍者が使っていた五色米は色づけした米です。これを一定の法則に従って巻くことで、仲間に情報を伝達することが出来るのです。五色米を使って伝達できる情報は、あらかじめ取り決めておいたものだけですが必要な情報を仲間だけに確実に伝えることが出来るという利点を持っています。

火薬を使った忍者道具

忍者は、鉄砲伝来の頃からいち早く火薬の有用性を見抜いていていました。日本は火山国なので火薬の原料である硫黄には事欠かなかったのです。忍者が使ったといわれる火遁の術は、火薬の取り扱いに長けた忍者ゆえの技なのです。中でも火薬の扱いに最も長けていたといわれているのが伊賀忍者です。伊賀忍者の火薬調合法は秘伝中の秘とされ、他の忍者たちが狙ってくるためからくり屋敷を作り上げたという逸話が残っているほどです。

火薬を使用した忍者の武器とは

火薬は調合次第で、様々な炎を作りだすことが可能です。火薬を熟知していた忍者にとって、火縄銃以外での火薬の用途を発見し火縄銃以外の武器を作り出すことなど造作も無いといっても過言ではないでしょう。例えば、忍者の代名詞と言える煙幕は火薬の性質を利用して視界の悪い煙を広範囲に発生させています。他にも、中国で使われていたと言われるロケット弾を改良した「飛火炬(とびひこ)」「大国火炬(おおくにひこ)」、現代で言う火炎放射器「捕火方」、多数の敵を一度に打ち倒す「焙烙玉」など、少数精鋭で多数の敵と戦える手段を幾つも持っていたのです。

火に関わる忍者道具

しかし忍者が活躍した時代にはまだ、火薬を確実に発火させる雷管や信管が発明されていませんでした。この当時はライターもマッチも無かったので火打石を使って熾すしかないのです。しかし、火が必要な忍具を使うたびに火を起こしていたのでは手間も掛かりますし不経済です。そこで、一度熾した火を保ち続ける道具が作られました。それが「袖火」です。その名の通り、着物の袖に入れて持ち運べる火元で一種の懐炉のようなものであったといわれています。一度火を熾して袖火に移しておけば長時間火が持つので、必要なときにいつでも火打石を使うことなく火を点けられるのです。

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