トップページ >> 忍者の能力

忍者の能力

忍者が現代のフィクションにおいても人気があるのは、その神秘的な力といった個性が好まれているからです。時には追っ手の目の前で姿を消し、時には炎や水を自由に操り、時には自分を増やしてみせることさえ可能であるとされる忍者は人々の興味を引き続ける存在なのです。

これが忍者だ!

忍者は、「相手の目を眩ませる忍術」と「追っ手から逃げ切る忍法」を習得しています。また、侍とも渡り合える武術や兵法も身に付けているのです。

これが忍術だ!

忍者は現代で言うスパイなので、敵の持つ極秘情報を奪取し本国に持ち帰ることが最優先事項となります。情報の在り処に近づいたり、情報奪取後の逃走経路の確保をしたりと言った状況において効力を発揮するのが忍術なのです。忍術に属しているのは、「火遁の術」や「土遁の術」と言った自然を利用した遁術、「獅子身中の術」「天唾の術」と言った人心懐柔のテクニック、抜き足や声真似といった潜入の際に相手を惑わす術などがあります。これらの術は経験則から成り立っていて、心理学的に見ても理に適っているものが多いのです。忍者はこれらの術を駆使して、厳重な警護が為されている城などに単身で潜入し本懐を遂げてきたのです。

これが忍法だ!

忍者は忍術とは別に「忍法」という特殊能力を持っていることがあります。忍法はフィクションにおいて魔法や仙術に近い、超能力的な描写で描かれることがほとんどです。現実の忍法は忍者が独自に開発・伝承していた技術を利用するものであったと考えられています。超能力的な忍法を世に広めたのは山田風太郎の「忍法帖シリーズ」であると言われています。山田風太郎は、女性の髪を束ねて作った縄に特製の油を塗りこんで作ったワイヤーを操る忍法や、この世への未練と無念を抱いた剣豪を魔人として蘇らせる「忍法魔界転生」など、超絶的で魅力的な忍法を次々と生み出していったのです。山田風太郎の生み出した忍法は、後年のアニメ・漫画に多大な影響を与えたのです。

このページの先頭へ

マイナー忍術を知ろう忍者と忍術忍者と修行忍者と武術

忍者とは忍者の道具・衣装|忍者の能力|伝説の忍者忍者にまつわる雑学

このページをブックマークする